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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

UBCのバンテージワンプログラムとは

多田隈夏実
現地レポーター: 多田隈夏実 さん

今回は私が一年次に在籍していたUBC (the University of British Columbia)のバンテージワンプログラムについて、どのような構成だったのか、何が学部生と違ったかなどについて話していこうと思います。

バンテージワンプログラムとは、一年目の学部生がとる授業を取りながら追加でアカデミック英語の講義を取る、というものです。一年目の学部生は通常8カ月(9月から4月)学校に通いますが、それに対して約11カ月(9月から7月半ば)と、3か月学部生より多く学校に通います。その分取るコースも多く、8カ月で12コース取り(学部生は基本的に8カ月で10コース)、夏の3か月でもう3コースを取ります(合計して11カ月で15コース)。そしてその後、二年次からは他の学部生に合流するというプログラムです。英語の補助的なコースが受けられる点や、入学時点で求められる英語のハードルが低いことが利点であり、それまで一度も海外に行ったことがない私にとって心強いプログラムでした。また、ありがたいことに大学側からこのプログラムでの入学で奨学金を頂けることが決まっていたので、私はこのコースに入学しました。一年次を思い出すと、履修科目が多い分、課題もテストも多く本当によく勉強していたと思います。学部生の友達に、なんでずっと課題やテスト勉強をしているの?と聞かれたこともありました。また、他にも学部との違いとして、クラスのサイズがあります。学部生の講義は基本100人、多いときで250人くらいのクラスサイズであるのに対し、バンテージでは大体3050人、少ないクラスは10人以下のものもあり、教授との距離が近く、クラスメートも毎日会うため名前と顔を覚え、まるで日本の高校のようなサイズ感でした。海外大学の入学方法は様々あると思うので、自分の状況や将来の展望に沿って選ぶことができるといいですね。

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