現地レポート
留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。
先輩体験談「まだまだ続くコロナ影響! コロナが続いても海外大進学はできる?②」
前回よりコロナ禍の状況が続く中での海外大進学についてお届けしています。2回目は、Takumi N.先輩の登場です。
2021年9月にカリフォルニアに渡り、大学生活をスタートした先輩が現地で見るコロナの現状や、コロナ禍での大学の学び方についてお聞きします。
高校2年生の冬に短期でホームステイプログラムに参加。その際にアメリカの大学見学に行き、アメリカで学びたいと強く思ったことが留学のきっかけ。
Q. 大学のコロナ対応や方針は?今後の最新情報も教えてください!
A. 2022年1月からは対面授業がメイン!ワクチン接種で参加可能です。
現在、私の大学は、ほとんどオンラインでの授業実施です。今のところ発信されている予定では、
実際、対面で授業を受ける前に証明書を見せる必要があり、証明がないと授業への参加は認められません。そして、私が入学する時にも証明書提出はもちろん必須でした。学校によっては、アメリカ政府が認可しているワクチンの証明書じゃないとダメという学校もあるようです。私の大学では、対面授業が始まってもオンライン授業を続けることができ、どちらで受けるかは自分で選択することができます。
大学の図書館などは、現在は週に2回だけ開館されていてまだ少し利用には規制があります。でも、春学期からは対面授業がメインとなって学生が通学するということもあり、春に向けて開館する日数も増えていきています。そして、今私は寮に住んでいるのですが、正直なところ…コロナ対策は全くしていない!と思います。ワクチンが普及することによって、マスクの着用義務がある場所でもマスクをつけない人や、共同スペースでマスクをつけない人が多数なので自分もルールを守りつつ、周りを見てマスクをつけるかどうかを決めています。
Q. 進学した国や街、住んでいる人はどんな様子ですか?
A. コロナ以前と同じ!皆あまり感染を気にせず生活しています。
アメリカは住んでいる州やエリアによっても差が結構ありますが、国全体でもワクチン接種が進んでいるということもあってコロナへの対策や
テーマパークやレストランなど密になる、滞留するような空間ではワクチン接種の証明を提示しないといけない場所もあります。初めてカリフォルニアに来た時は、空港では当然ほとんどの人がマスクをつけていたのですが、大学に来てみたらほとんどマスクをつけずにパーティーなどをしていたため驚きました。でも、今ではその驚いていたことが普通となってしまいました。それ以外も、本当にみんなコロナのことはあまり気にせず暮らしていています。今は問題ないことも実感しつつ、私もその雰囲気を自然と受け入れて、当たり前の生活として過ごしています。
Q. 先輩が感じた、コロナによる学生生活への影響は?
A. オンライン授業では友達ができにくい!積極的な行動あるのみです。
私が渡航してアメリカに来たのは2021年9月。もう皆がワクチン接種を終えて普通に生活していたので、今のところ“コロナですごく影響を受けて大変だった…!”という思いはしていません。
でも、授業はオンラインでの実施なので、講義形式だと映像を見てレポートを出すなどで完結してしまいますし、
グループ単位での授業でもオンラインだと授業以外の話で盛り上がる…などもない状態。だから、友達ができにくいところがデメリットとしてはあったかなと思います。なので、日本の友達を作ってから他の友達を紹介してもらったり、授業で“この人見たことあるな”と言う人に時々話しかけたりするように自分から行動しています。
オンラインでの授業のメリットは、通学の手間がかからず時間が取られないので、
Q. コロナによってご自身の“価値観”に変化はありましたか?
A. 自分の価値観をハッキリ出すことの大切さを感じるように!
まだ過ごしている時間が短いということもあり、価値観が変わるほど影響はありません。でも、アメリカに来てから思うことは、「アメリカには本当にいろんな考えを持っている人や、
コロナについていえば、“マスクを付ける・付けない“の感覚もまったく異なりました。日本人が持っているような”全員が自分と皆を守るべきだからマスクはつけて当たり前”という感覚ではなく、ワクチンを打っているからマスクはしなくていいと考える人もいます。逆にワクチンを打っていても、フェイスシールドや手袋までつけている人もいたりします。日本にいた頃は勝手に人種によってコロナに対する考えは違うと思っていたのですが、実際そんなことはなく、“人それぞれなのだ”と感じました。コロナの有り無し関係なく、
コロナじゃなくてもアメリカという地に来たことで感じる考え方の違いも多いにあると思います。例えば生活面では、周りに合わせる必要はないと感じるようになりました。授業などでも周りの意見に合わせず自分の意見を主張することの大切さを改めて感じるようになりました。
Q.コロナ禍はまだ続きそう。「留学できる?」と不安に思う後輩にメッセージを!
A. 海外の対面で受ける授業は、やっぱり刺激が違います!
コロナが拡大し始めたのは、私が高校3年生の卒業間近。その時は本当に海外に行けるか不安でしたが、今はコロナも落ち着いてきていますし、対面授業も増えてきていることで
私は、英語力をもっと高めたいという目標と理系科目を専攻しようと考えてアメリカに来ました。実際、授業や友達との会話で生の英語にふれ、英語力がブラッシュアップされていくことが感じられて嬉しいですし、理系科目の勉強は高校からやっていたことが活きる授業が多く、日本での頑張りは無駄じゃなかったと感じています。特に数学では、専門用語が英語で解説されるのでついていけなくなる事があるのですが、数式は万国共通なので日本で得た数学知識でなんとかなっています。英語には苦労しながらですが、海外の大学ならでは!の授業も楽しめているのでやっぱり留学して良かったなと感じます。
Takumi N.先輩の“今まさにアメリカがどのような状況なのか?”が分かるレポートでしたね。ワクチン接種の状況を受けてコロナへの対策は既にゆるやかになっていましたが、大学の授業は対面とオンラインと両方を受けられるように仕組みが作られているなど柔軟な運営がされていることも安心できる点ではないでしょうか。次回は・・・の先輩のお話をお届けします。
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※この記事でご紹介している内容は2021年12月17日現在の情報に基づいています。
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