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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

先輩体験談「コロナ禍の留学、学校の対応、今思うこと」VOL.1

編集部
現地レポーター: 編集部 さん

2020年から全世界で続くコロナ禍。海外で学ぶ先輩たちも様々な苦労を強いられてきましたが、次第にワクチンが普及し、少しずつ明るい兆しも見え始めています。
そんな今だからこそ、海外留学生たちがこのコロナ禍をどう過ごしてきたのか聞いてみたい!と思いませんか?つい先日アメリカの大学を卒業した先輩に、コロナ禍での留学生の生活の実態・学校の対応などのリアルな情報や、この1年半ぐらいを振り返って今思うことなどを、じっくりうかがいました。

■お話をうかがった先輩■
Kotomi S. 先輩
アメリカ・カリフォルニア州>br>オレンジコーストカレッジ(Orange Coast College, Liberal Arts)〈卒業〉

 

Q. つい最近卒業されるまでの、学校関係の対応はどのように行われ、しくみが整備されていましたか? ご存知の範囲で、「最新情報」を教えてください。

【授業について】

A.   授業はほとんどオンラインで行われていました。対面でなくてはできない一部のクラスは学校で行われていたようですが、私がとっていた授業はすべてオンラインでした。
オンライン形式にも2種類あって、ズームで行われるライブオンラインのクラスと、ライブがない完全オンラインのクラスがありました。オフィスアワーもズームでしたが、教授たちはとても工夫して授業をしてくれました。

【キャンパスの施設・サービスについて】

A.   基本的に学校(キャンパス)は閉まっていて、ほぼすべてのサービスがオンラインに移行されていました。クラブ活動も直接会って行うことは禁止のような感じになっていましたし、生徒会の活動もズームなどを通して行っていました。進路相談のカウンセリングもオンラインでした。ヘルスセンターは一部開いていたようです。(寮は普通に開いていたのですが、私は住んでいなかったため、中の様子はよくわかりません)

【卒業式について】

A.   私の学校は卒業式も残念ながらオンラインでした。YouTubeで配信されたのですが、生徒は事前に写真やコメントなどを提出し、一人ひとりのプロフィールが流れていくという感じでした。ほかの学校では、いろいろな規制がありながらも、対面で卒業式をやっていたところも多かったようです。

【ワクチンの状況・現地の人々の様子について】

A.   アメリカではワクチンの普及が早く、カリフォルニアでは4月15日から16歳以上の誰でも受けられるようになっていました。私は4月18日に1回目、5月9日に2回目を受けました。ワクチン普及により、だいぶコロナの状況が落ち着いてきて、6月15日にはマスク着用の義務化が解除されました。ですが、最近はデルタ株の流行によってLA郡ではインドアではマスクをつけなければいけないようになりました。私の住んでいるオレンジ郡ではまだそこまで規制されていないのですが、マスクを着けている人が多くなってきました。

 

Q. 留学生活の中で一番感じた新型コロナの影響と、その感想を教えてください。

A.  ステイホームにより人と関わる機会が激減。
 それでもポジティブであることを忘れなかった!

人との関わりが少なくなってしまったことが一番大きな影響だと思っています。
去年は本当にずっとステイホームをしていたので、直接ちゃんと会うのはルームメイトと、ほかに少しの友達くらいでした。クラスはオンラインだったため、友達を作ることがとても難しかったです。
また、ネイティブスピーカーの人と英語を話す機会も減ったので、せっかく留学に来ているのに残念だなと感じていました。オンライン授業もやはりキャンパスに行って学ぶのとは全く違って、せっかく来たのに…と思うことはたくさんありました。ですが、こんな状況なので仕方ないと思い、ポジティブに考えるようにして頑張りました。留学に来られなくなった人もたくさんいると聞いたので、アメリカにいられるだけありがたいと考えるようにしました。

 

Q. コロナは就職活動に影響があったと思いますか? とくに ”留学生として” どのような影響があったと思うか、一般のアメリカの学生と比較しつつ、具体的に教えてください。

A.   留学生ならではの利点を生かすことで就職できた!

影響はあったと思います。現地の人ですらコロナの影響で仕事を失ったりしている人もたくさんいて、とても心配していたので、私が仕事をゲットできたのは本当にラッキーだったなと思っています。
コロナ禍の中では、もし仕事があったら留学生よりも現地の人を優先するだろうと思っていたので、日本語を話せるという利点を生かし、アメリカの学生との差をつけるために、日系の企業に多くレジュメを出しました。

 

Q. コロナの影響で、価値観に影響を受けたことを教えてください。

A.   状況に合わせて、自分で判断して行動。
 人とのつながりの大切さも実感

まず、コロナに対するとらえ方が人によって全く違っているのが印象的でした。特にアメリカではマスクをつけることを拒否している人が多く、そのためにデモなどもたくさん起こっていて、本当にいろいろな考えの人がいるなあと思いました。

自分自身としては、コロナ禍になった当初は本当にどうしたらいいのかわからなかったです。留学生活が台無しにされた!と思っていたのですが、そういう状況でも自分ができることをしっかりその場その場で状況によって見つけることが大事だなあと思うようになりました。
同時に、人生は本当に何が起こるかわからないな、とも思いました。それまではいろいろなことを先延ばしにしていたのですが、今はできることはできるうちにやろう!という考えになりました。

また、コロナのため、ロックダウン中は特にいろいろな人とかかわることが減り、自分と向き合う時間が増えたことで、そういう時間を取ることも大切だと改めて感じました。でも逆に、一人では生きていけないということや、人とのつながりの大切さも強く感じています。

 

Q. まだまだコロナ禍の真っ最中。留学することに希望や情熱はあるものの、「留学できないのでは…」と不安に感じているたくさんの高校生に、アドバイスをお願いします!

A.   留学に関する情報収集が大切。
 今できることをしっかりと!

自分が行きたい留学先の情報をこまめにチェックしたり、留学をしている人や、留学エージェントの方のお話を聞いたりするのがいいと思います。なるべくポジティブに考えて、こういう期間だからこそ、留学に行く前に必要な英語の勉強などに力を入れるといいと思います。


 

留学先の現地でコロナ禍を経験したからこそ語れる、先輩のリアルなお話はいかがでしたか? コロナの影響で学校での活動が制限され、人との関わりが減ってしまうなど、残念なことも多かったそうですが、とにかくポジティブに考え続けたKotomi S.先輩。何よりも、良いことばかりではない様々な経験を通して、いろいろな学びを得て、常に成長している姿が印象的でした。卒業後は、現地での就職を実現し、元気で頑張っているそうです。 いまだコロナ禍の終息は完全には見通せない状況が続きますが、将来的に海外で学ぶ夢をあきらめず、前向きに、今だからやるべきこと・できることに取り組んでいきましょう!

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※この記事でご紹介している内容は2021年8月26日現在の情報に基づいています。

レポートテーマ:
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