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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

【’21/8/13更新】続くコロナ禍でどう受ける?外部英語検定試験ー最新の実施状況編ー

編集部
現地レポーター: 編集部 さん

「大学入学共通テスト」への外部英語検定試験の導入は行われないことが決定したものの、国内大学の個別入試ではグローバル大・学部を中心に英語検定試験が広く活用されるという近年の流れは継続しています。もちろん、いくつかの検定試験は国内大の入試だけではなく、海外大受験の際の提出資料として使われています。最終的に国内・海外どちらの大学を志望するにしても、早めに対策し、受検して良い結果をおさめておくと有利になるのは間違いありません。

一時期は、コロナ禍により試験実施が中止・延期になるなど外部英語検定試験の運営にも混乱がありましたが、現在は日程がほぼ正常化しています。ただし、コロナ禍はいまだ続いているため、状況は流動的な部分もあります。今回は、各検定試験の最新の実施状況と、受け方のコツにもなる各検定トピックスをお伝えします。

※各検定試験の実施状況・詳細などは、予告なく変更される可能性があります。最新情報については、各主催団体の公式ホームページ等で必ず確認してください。


GTEC

中学生・高校生向けの「GTEC」は、学校申込みとなる「GTEC」検定版・個人申込みで全国の公開会場で行われる「GTEC」CBT タイプとも、年3回、全国の会場で実施されています。

■「GTEC」CBT タイプ 試験時間・出題問題数の変更

2021年第 1 回( 試験日:2021年7月11日(日))よりListening ・Reading の、出題数および時間が変更されています。

「GTEC」CBT タイプ 試験時間・出題問題数の変更

この変更により、4技能の合計時間が約175分から、約150分に短縮されます。

【参考ページ】:「GTEC」CBT タイプ 試験時間・出題問題数変更のお知らせ


英検(実用英語技能検定)

団体・個人での申込みが可能な従来型の「英検」と、個人での申込みのみの「英検S-CBT」、CBT方式での受験が難しい合理的配慮が必要な障がい等のある方を対象とした英検S-Interviewが提供されています。いずれも予定通り実施されています。

【参考ページ】:英検|公益財団法人日本英語検定協会

【参考ページ】:英検S-CBT|公益財団法人日本英語検定協会

<英検S-CBT>

2021年4月より、テストセンターで受験する「英検S-CBT」と「英検CBT」の2つのCBT方式の英検が1つに統合。「英検S-CBT」ではライティングの試験方法が、紙の解答用紙に解答を記入する「筆記型」、またはコンピュータ上に解答を入力する「タイピング型」のいずれかを申込時に選択できるように変更されています。

また、従来型の英検が年3回の実施であるのに対し、英検S-CBTは原則、毎週土日に実施されています。さらに、通常は同一検定回の期間中に同じ級は最大 2 回まで受験可能(従来型は1回のみ)なところ、2021 年度第 2 回検定(8 月~11 月実施)の期間中は、同一級を最大 5 回まで受験できるキャンペーンを実施中。従来型と組み合わせることで、受検のチャンスが格段に増えています。

【参考ページ】:「英検CBT」における新型コロナウイルスへの対応


TOEFL®テスト

個人向けには「TOEFL iBT®テスト」と「TOEFL® Essentials テスト」が提供されています。(2021年4月よりTOEFL® ペーパー版テストは廃止。スコアは試験実施日から2年間有効です)

<TOEFL iBT®テスト>

「テスト会場受験」か「自宅受験」かを選択できます。

●テスト会場で受検するTOEFL iBT®テスト

現状では臨時閉鎖中の試験会場はなく、予定通り試験が実施されています。ただし、日本でのTOEFL iBT®テスト会場運営を行っているプロメトリック(株)が必要と判断した試験会場については、今後臨時閉鎖となる場合があります。受験する際は、必ずテスト前日に個人アカウントページにおけるTOEFL iBT®テスト予約内容の確認を行うことと併せて、プロメトリック(株)RRC予約センターWebページにて試験会場の開催状況に関する最新情報を確認してください。

【参考ページ】:プロメトリック(株)RRC予約センター

●自宅受験できる「TOEFL iBT® Home Edition」

通常のTOEFL iBT®テストと同じ内容、フォーマット、画面のテストをProctorU®の試験監督者によるオンライン監視の下で、自分のパソコンを使用して自宅で受験する自宅受験テスト。新型コロナウイルス感染防止の対応策として実施されています。週に4日24時間受験でき、最短で申込完了の翌日に受験することが可能です。試験開始時間は一律ではなく、空き状況に応じて10分ごとに設定することができます。

※テスト会場での受験から自宅受験TOEFL iBT® Home Editionに予約変更する場合は、ETS TOEFL® Servicesに連絡することで可能。自宅受験TOEFL iBT® Home Editionの受験からテスト会場での受験への申込変更はできません。

【参考ページ】:自宅受験TOEFL iBT® Home Editionとは?|ETS

<TOEFL® Essentials テスト(自宅での受検)>

新しく導入された、親しみやすく取り組みやすいフォーマット、かつ自宅で試験を受けることのできる便利な英語習熟度の確認テスト。約50%のアカデミック英語と50%の一般英語で構成されており、4つの言語スキル(liistening、Reading、WritingおよびSpeaking)を多段階のアダプティブ・デザインを利用して約1~1.5時間で測ります。価格は100~120 USドル程度(地域によって異なる)と、他の主要な英語テストの約半分とリーズナブルに設定されているのも大きな特徴です。申込/登録の受付は2021年6月17日から始まっており、試験は2021年8月から開始されます。

【参考ページ】:The TOEFL® Essentials Test|ETS

◆TOEFL iBT®テストとTOEFL® Essentials™ Testの比較表◆

TOEFL iBT®テストとTOEFL® Essentials™ Testの比較表

IELTS

日本では、IELTSは2つの主催団体(公益財団法人日本英語検定協会〈ブリティッシュ・カウンシルとの共同運営〉とIDP Education)によって運営されています。いずれも、現状では全国さまざまな都市のテストセンターでほぼ毎週、予定通り試験が実施されています。

【参考ページ】:IELTS(アイエルツ)公式テストセンター | 公益財団法人 日本英語検定協会

【参考ページ】:英語検定・試験のIELTS(アイエルツ)日本公式サイトby IDP Education

※テスト当日、コロナウイルスを疑われるような風邪のような症状がある場合は、会場でスタッフの判断により受検が不可能となる場合があります。その場合、受験料の全額返金または手数料無料で別日への変更のいずれかの対応となります。

IELTSの受検タイプは、「Computer-delivered IELTS(CD IELTS)」と通常の「IELTS」(紙と鉛筆で受験)の2種類があります。

<Computer-delivered IELTS(CD IELTS)>

2020年よりスタートしたコンピュータを使ったテストです。リーディング、ライティング、リスニングのテストはコンピュータを使って行われますが、スピーキングは試験官との1対1の対面形式で行われます。試験の内容、採点基準、試験時間等はペーパーで受験するIELTSとまったく同じで、東京・大阪の2拠点で受験可能です。
従来型のIELTSよりも成績証明書の発行が早いのが特徴で、3日-5日でWEB上に成績が開示されます。

【参考ページ】:CD IELTS(シーディーアイエルツ)| 公益財団法人 日本英語検定協会

【参考ページ】:コンピューターで受験するIELTS|IDP Education

■英国VISA申請用IELTS (IELTS for UKVI)

英国ビザ移民局(The United Kingdom’s Visa and Immigration Office)は公益財団法人日本英語検定協会が紙と鉛筆で受験する英国ビザ申請用IELTS―IELTS for UKVIとIELTS Life Skills (A1 and B1)を日本で実施することを承認しました。2021年4月1日より、大阪と東京の2拠点で開催される英国ビザ申請用IELTSの受験申し込みが開始されています。(コンピューターで受験するIELTS for UKVIは、引き続きブリティッシュ・カウンシルの東京・飯田橋オフィスにて実施)

【参考ページ】:IELTS for UK Visas and Immigration|ブリティッシュ・カウンシル


ケンブリッジ英検

2021年6月に公開された「2021年 公開試験日程」(6月21日更新版)の通りに実施される予定です。
※試験日の確認を含め、試験実施に関わる最新情報につきましては、受検を検討されている試験センターに直接ご確認ください

■スピーキングテストに関する新型コロナウイルス感染防止の対応

1)スピーキングテストで通常行っていた「受検者へのマークシート配布」はなし。感染防止対策として使い捨て手袋を着用した誘導担当スタッフがスピーキング試験面接官にマークシートを手渡す、もしくは面接官が予め受検者のマークシートを手渡すことになっています。
2)待機室からスピーキング面接室への移動の際、誘導スタッフは受検者と十分な距離を保ちながら入室まで誘導します。
3)受検者または面接官が、面接試験中にマスクを着用したいと申し出た場合は許可されます。
4)受検者の発音がマスクの着用によって影響を受けたと面接官が判断した場合、評価を下げることは避け、評価時にこれを考慮し、受検者が不利益を被らないように配慮されます。

【参考ページ】:ケンブリッジ英語検定 受検上のコロナウイルス感染性(COVID-19)防止対策についてのご案内


TEAP

TEAP・TEAP CBTとも予定通り年3回、全国の会場で実施予定です。

■2021年度からのTEAP CBTに関する変更点

1)試験時間の短縮
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングにおいてそれぞれ問題数が少なくなり、試験時間も短くなります。その結果、全体の試験時間が 30 分短縮され、200分から170分になりました。

TEAP CBTに関する変更点

2)タスク変更
試験時間を短縮するため、また大問間での出題形式を統一することでより受験しやすくするため、現行のタスクが以下の a. b. c.の通りに変更されています。
a. リスニングテスト:質問文の提示方法を文字提示に統一
b. リスニングテスト:会話イメージイラストを削除
c. スピーキングテスト:Part4 のタスクの統合 (新形式の問題 1 問に変更)

※Examinerは原則マスクを着用の上で、面接を行います。

【参考ページ】:TEAPにおける新型コロナウイルスへの対応


外部英語検定試験も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、会場形式の試験の中止・延期などの対応を余儀なくされていた時期を経て、徐々にWEBを用いたオンライン形式など柔軟な受検方法が整いつつあります。会場での試験実施も今年はほぼ正常化し、「受検する」ことに大きな問題はなくなってきているといえるでしょう。むしろ、これを機に会場・オンライン(自宅)と試験形式が整備されたことで、居住地による制約が小さくなるなど、受験機会が増加したともいえます。ぜひ増えたチャンスを活用し、将来を見据えて外部英語検定試験に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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※この記事でご紹介している内容は2021年8月18日現在の情報に基づいています。

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