現地レポート
留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。
渡航してからの自分の成長と気持ちの変化
渡航から約3ヶ月、英語力、生活面、その他精神的なことの3点について書きたいと思います。
まず、英語力について。アメリカに留学しているのだから、英語力の向上はマストと思っている人が多いと思います。僕自身もそう思います。しかし、そもそも自分にとっての英語力の向上とは何でしょうか?TOEFLで高得点を取ること、ネイティブと流暢に会話できること、海外大学で何とかやっていけるくらいにすること、人それぞれ色々あると思います。今の僕にとっての英語力は英語で失敗してそこから何かを学ぶことです。より多くの失敗をし、その失敗から少しでも多くのことを学ぶのが僕の英語力の向上につながります。渡航前は英語のことで不安に思うことが多かったのですが、今は英語を使ったことによる失敗を楽しめるようになってきました。やっと英語を学ぶスタートラインに立てたような気がします。英語力の向上をするために何をするかを考える前に自分は何のために英語を勉強しているのかを頻繁に考えなおすことが大切だと留学3ヶ月目の僕は思っています。現在海外進学を考えている方も、目的を明確にすれば、より楽しく外国語を学べることができるかもしれません。
次に生活面について。最初は衣食住すべて驚きの連続ですが、人間とは恐ろしいもので、すぐに慣れてしまいます。特にLa Verneは郊外で治安が良く、気候もいいので、生活していてほとんどストレスを感じません。また、ELS La Verneは様々なことについて非常に親身になって相談に乗ってくれるので、どうしても辛いことがあれば、解決する手助けをしてくれる最高の環境だと思います。しかしELS La Verneには非常に多くの日本人がいます。これはどこのELSを選ぶか考える上で重要な条件でもあると思いますが、日本人が多いからといって一概に他のELSの方がいいとは言えません。確かに多くの人が考える英語力の向上を考えるとそれを妨げる1つの要因になり得るかもしれません。しかし、僕は留学先での日本人同士のつながりも大事にしてこそ、カリフォルニア留学の成功はより高次元なものになると感じています。
僕はELSで知り合った日本人の紹介で、リトルトーキョーでのいくつかのボランティアに参加しました。ボランティアで出会う人たちはみんな面白いし、多くの刺激を受けられ、自分自身の成長のきっかけになっています。日本人だけとは言いませんが、つながりや縁を大事にすることは非常に大切なことだと思います。僕はLa Verneを選んで本当に良かったと思いますし、今後アメリカ留学する方にも是非選んで欲しいELSで、日本人が多いという理由だけで選ばれなかったら悲しいなと思ってしまいました。一方でそんな僕が言及せざるを得ないくらい日本人が非常に多いという現実も伝えたかったです。
最後に精神的なことについてです。アメリカに来てつくづく思わされるのは、物事は考え方次第だということです。英語力についても、生活のことについても思うようにいかないことはたくさんあると思いますし、僕自身もありました。ただ思うようにいかないことを思うようにしようとする前に、思うようにの「思う」に焦点を当てて、なんでそう思ったのか考えなおすことも重要だと学びました。これからの日本では留学経験の一度や二度ある人は増えると思います。留学自体や留学を経験しただけの人に価値はなくなると言っても過言ではありません。そのなかで、どのように自分に付加価値をつけていくのか、僕自身も日々考えながら留学生活を送っています。
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- 渡航から数ヶ月を振り返る