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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

シアトルでの1カ月目

松村維也
現地レポーター: 松村維也 さん

渡米してから1ヶ月が経ち、日常生活や学校生活にも慣れてきて毎日楽しく過ごしています。今回は、あっという間に終わってしまった留学1カ月目について紹介します。

シアトル到着翌日は祝日だったため、火曜日からELSが始まりました。(通常は月曜日から始まります。)初日はプレイスメントテストとオリエンテーションが行われ、このテストに基づいて編成されたクラスで翌日より授業が開始されます。日本の学校とは違った自由な雰囲気の下でのびのびと学べました。授業中でも放課後でもクラスメイト同士でわからない所をサポートしたり、フランス語やドイツ語を第一言語とするクラスメイトに英単語の由来を尋ねたり、各国のお菓子を食べ比べてみたりなど楽しい時間を過ごしました。国際系でもないごく普通の高校に通っていた去年までとは比べものにならないほど大きなスケールで授業を受けているような気がします。”ほとんどみんな日本人の環境”から”様々なバックグラウンドを持つ人が多くいる環境”へ移った刺激は想像以上に強く、興味深いものでした。

また、私の通うELSは宿題が少なめだったので、放課後は友達と観光をして帰宅後は勉強するという生活でした。(この時期のシアトルの日没は21時過ぎ!) おかげで自分のやりたい勉強に時間を使うこともできるので、最近は英語以外にタイ語・数学・キリスト教を学んでいます。私は海外進学を志して以来、幅広い分野に興味を持つようになりました。高校3年生の頃、日本の大学を受験しないことで生まれた時間を活用して多くの先輩・大人と関わる機会を作っていたことがきっかけです。環境が劇的に変化した今、この性格にさらに磨きがかかりました。中高一貫校での6年間、進級できることをいいことに避け続けてきた数学でさえ楽しいと感じ始めたことを数学の先生方が知ればきっと驚くことでしょう。

最後に英語力に関してですが、ELSや街やホストファミリーなど英語に触れる機会が至る所にありながらも、この1ヶ月は「成長した!」と満足するほどに感じることは難しかったです。たった1ヶ月で気がつくほどの変化を遂げることは難しいと承知していますが悔しいです。これをエネルギーに来月はさらに充実させよう思います。

レポートテーマ:
渡航から数ヶ月を振り返る

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